あまり俗世間的な話題は弦アンサンブルを楽しもうという趣旨の本サイトにはそぐわないことはわかっているのだが、一定の仲間とアンサンブルを続けるとなると、やはりいろいろな負担の話は避けて通れない。

特にお金は、昔から「友達に金を貸すな」という言葉があるように、些細なトラブルもすぐに友情を永遠に壊す後味の悪い事件にしてしまうような怖い面もあるもの。なかなか馬鹿にできない。

結論から言おう。
全ての金銭的負担は発生都度にいちいち割り勘払いとすること。少々面倒で格好が悪いが、これに尽きる。コピーや郵便代、会場代など、アンサンブルの活動を続けると出費は多い。遠慮したり、負担話を貯め込んだりすると、結局ぎくしゃくした感情も残すことになる。金で解決できることは、この際金で解決しましょう。

なお、会費の規則や会計を設けることは常設の大規模団体には不可避かもしれないが、たまに演奏会を持つだけのアンサンブルでは、かなり大人数の場合でも、この「その場割り勘方式」で対応できる。会計係は周りから見える以上にたいへんであることは、多くの人に知ってもらいたいと思うのである。