合奏をやろう、ある程度定常的にやろうというと、当然ながら練習日程を調整したり分担金決めたり、やらなければならないことがいろいろ発生してくる。でも、ちょっと待て。

筆者としては、まずはとりあえず名前をつける作業を行うことを強くお勧めしたい。これは、1回の公開演奏だけで終わるものでも、だ。

名前を決めるのは楽しい。メンバーで集まって名前決めを打ち合わせると普段の仲間達の知られざるキャラやセンスが見られたりする。英語でいくのかイタリア語でいくのか、はたまたフランス語? 和風にこだわって「○○演奏隊」といった案を持ち出して喜んでしまう人もいるかもしれない。管理人の個人的経験では、社会人男性が主体で作ると、なぜかアルコール関連の単語やフレーズを推す人が多くて、困ったりする。

ともかく、このネタだけで一、二回飲み会ができる。いや、そういうことで盛り上がらないタイプの人もいるのかもしれないが、そういう人には、名前が決まるまで待っていていただくしかない。でも、そういう褪めた人でも、名前が決まると愛着がわいてきて、みんなで団結力が高まったりするから不思議だ。

名前決めには実用的な目的もある。公共施設を練習会場として使う場合、必ずと言っていいほど団体登録を求められる。ので、名前を決めないわけにいかないのだ。

筆者は、団体登録の時に名前が決まっておらず、その場で即興で考えた適当な名前で予約したところ、それがそのまま定着してしまった団体を知っている。こういう不幸な状況にならぬためにも、とにかくまず第一に名前を決めるべきなのである。