(英語表記題名: String Quartet in A minor (No.2) )
それまでの諸作品を叩かれていたため弦楽四重奏という伝統的なジャンルに挑戦する自信を失いかけていた作者が、苦労の末に作り上げたもの。ソナタ形式を含む4楽章の構成を含め、非常に伝統的な書法によって書かれている。暗く切迫感ある音楽が全体を支配する中、美しい旋律も散りばめられた佳作。後に自身によって「弦楽合奏のためのソナタ」に改作された。なお最近は、1922年の若書き作品も蘇演されているため、こちらは第2番と呼ばれることも多い。
作品解説