(英語表記題名: Fantasia on a Theme by Thomas Tallis )
作曲者が英国賛美歌集を編纂していた際に見つけた16世紀イギリス教会音楽の大作曲家タリスの旋律を元にした曲。フリギア調の主題だけでなく、ポリフォニックな曲作り、2群に分けた合奏隊の使用などなど、古い音楽へのオマージュとも言うべき作品に仕上がっている。大きい編成と各パート1プルトづつの小さい編成の2群からなる弦楽合奏、及びソロ群は距離を離して置くことが想定されている。1910年初演当初は批評が芳しくなく、1916年、19年と2度にわたる改定を経て現在の形となった。
作品解説