(英語表記題名: String Quartet No.1 in E minor 'From My Life' )
自らの半生と耳が聞こえなくなった様子が描かれる自伝的作品。第1楽章は芸術への熱い思いと不安、第2楽章は若い頃に得意だった舞踏音楽、第3楽章は妻の思い出、そして第4楽章では民族音楽で生きる道を見つけた歓喜が最高潮に達したところで耳鳴りの描写と言われる高いE音が1stvnに登場し、そのまま暗く終結する。作曲当時は演奏至難との評価もあったが、充分アマチュアでも弾ける。印象的な冒頭部を始めとしてヴィオラは見せ場だらけ。
作品解説