(英語表記題名: String Quartet 'Seven Last Words of Jesus Christ' Hob.III:50-56 )
教会の依頼で書かれた祈祷用のBGMとも言える作品。序奏、7つの緩徐楽章、「地震」という名の後奏を含め9曲からなる。当初管弦楽版で作られたものを編曲したものだが、本弦楽四重奏版が出た後にオラトリオ版も作成されており、作品そのものの往時の人気を物語る。オラトリオ版も後に作成された。各楽章ひとつづつ見るといずれも非常に魅力的な力作揃いだが、全体通奏はかなりの長時間となるのが難点。演奏会では、実際に教会で使われていたように、聖書からの語りを入れてもおもしろい。
作品解説