(英語表記題名: String Quartet No.13 in Bb major Op.130 )
いずれも一癖ある、しかし素晴らしい6つの楽章からなる一種の組曲のような構成の作品。当初は現在Op.133となっている「大フーガ」を最終楽章としていたが、演奏者・出版者の要請で新たに作曲されたより単純なロンドに置き換えられた。プロの演奏会では、最近は大フーガに差し替えて演奏するほうが一般的だが、大フーガの難しさを回避したいアマチュア奏者も多いかもしれない。第5楽章カヴァティーナは作者自身が最も好きな旋律と語っていたもので、プロ団体のアンコール曲としての使用も多い。
作品解説