(英語表記題名: String Quartet No.2 in A minor Op.35 )
敬愛するチャイコフスキーを偲んで死後2年目に書かれた作品。Vc2本という極めて珍しい編成で知られる。3楽章からなる。第2楽章は後に「チャイコフスキーの主題にによる変奏曲」名で単独で弦楽合奏化された長大な変奏曲。終楽章はベートーヴェンのラズモフスキー2番と同じロシア主題を使ったコラールとフーガ。作曲者自身が編んだ通常の弦楽四重奏版も存在するが、やはりVc2本の重い響きが曲の荘重さに合っている。
作品解説