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レオポルド・モーツァルト
作曲(1750年頃)
おもちゃの交響曲ハ長調
おもちゃの楽器を取り入れた、手軽で素人受けもする利用価値の高い曲。昔はハイドン作、そして最近までレオポルド・モーツァルト作、と言われてきたが、1990年代になってからチロルの無名作曲家アンゲラーの作品とする説や、作曲者不詳とする説が強まっている。
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ルーセル
作曲(1937年)
弦楽三重奏曲Op.58
作曲後に突然の心臓発作で倒れ、結果的に作者最後の完成作品となったもの。作曲当時大いに賞賛された。3楽章曲。アコードの迫力よりも、線的な対位法の処理が目立ち、低弦もたいへん。
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レスピーギ
作曲(1931年)
リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲
作者が勤めたサンタ・チェチーリア音楽院の図書館に保管される古い楽曲の譜面から旋律をとった作品の第3集。4楽章からなり、甘美な音楽として人気が高い。与えられている和声はレスピーギ独自のものだが現代的な味付けは控えられており、親しみやすい。
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芥川也寸志
作曲(1953年)
弦楽のための三楽章「トリプティーク」
和製弦楽合奏曲の傑作。N響常任指揮者であったクルト・ヴェスの米国公演での演奏会に合わせて委嘱されたもので、時間の制約からか冒頭楽章以外は以前の作品からの流用。近代的な和声、原始的で執拗なリズムが大きな魅力を放ち、急緩急のまとまりのよい組曲に仕上がっている。
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