(英語表記題名: String Quartet No.1 in B minor Op.11 )
中間部が編曲されて有名な「弦楽のためのアダージョ」となった作品。ローマ留学中に友人の弦楽四重奏団のために通常の3楽章構成で書き始めたものだが、大幅な改定を重ねた末、第1楽章の終結部に予定していた部分をアダージョの後に結びつける実質的にABAという現在の形に落ち着いた。額面上は後半の「BA」2部分が1つの楽章になっている変則的な2楽章構成。アダージョ以外も緊張感と意外な歌に満ちており弾き甲斐がある。映画等での印象的な使われ方から追悼の曲のイメージがある。
作品解説